深センでエンタープライズ・ニアライン(サーバー用)HDDが激安だった!

まもなく販売する予定のGPUマイニングケースの最終打ち合わせのため、メーカーがある深センに行ってきました。そのついでに、噂で聞いていた深センの秋葉原を見学してしまいました。そこで見つけたのは

サーバー用HDD

サーバー用HDDは普通の人にはあまり馴染みがないので、それがサーバー用HDDかどうかなんてわかりません。私が初めてサーバー用HDDを買ったのは秋葉原のある中古店が気が狂ったか知らないだけかわかりませんが、普通のHDDの容量換算で売っていたものを全部買ったのが最初です。あれはいい買い物だった。

何を買ったのか

私はサーバー用途のHDDとしてはHGSTとSeagateしか買いません。これは今までの経験を元にした結果です。今回買ったのはSeagate Enterprise capacity 3.5HDD v6 8TBです。メーカーサイトでは見つけることが出来ませんでしたが、ヘリウム充填モデルがv5とv6の違いのようです。まぁ、パッケージシール見るとそれらしいですよね。

現在はEnterprise capacity という名前ではなくExos™ 7E8という名前でラインナップされているみたいですが、私は実物を見たことはないです。それにHP上ではv5の後継とされていますが、買ったのはv6です。なので、ブランドとしては並行して発売しているのではないかと思われます。それだけ息の長い商品なんでしょう。

いくらで買ったのか

ここですよね。まず、正規品のお値段を見てみましょう。

私が買ったときは1,600元。これを書いている時のレートが1元=16.8円ですが、両替等で10%UPと計算し、1元=18.48円。では、1,600元は

29,568

両替のコストはかなりマシマシで計算しているので、本当はもっと安いはずです。ただし、総額20万円以上買うと日本の税関で消費税を払う必要があるので注意してください。

本物か!?

本物のようです。


サーバー用HDDを買う利点

  • 熱に対する耐性が強い。HDDをギュウギュウに詰め込んで使うことを想定している。
  • RMA保証が通常3年の所5年。
  • 速度が安定しているのでRAIDに向いている。

どこで買ったのか

いろんなサイトを見てもこれは教えてくれません。「深センの電気街を見るだけで一日は潰れます」と書いてあるぐらい。私は教えましょう。深センのどこに行き、どこのビルに入ればいいのか! ただ、深センへの生き方は深セン空港からとか香港からとかはたくさんググれば出てくるので、そこはカットします。

まず、地下鉄一号線の乗り場を探します。

深セン空港は駅とつながっています。福田からだとタクシーで大体30元ぐらいで地下鉄一号線の始発駅「机场东」に行きます。日本語だと「機場東駅」英語で「Airport East」ですが、英語は絶対に通じません。文字で「机场东」と伝えましょう。

次に地下鉄一号線の「华强路」駅に行きます。料金は8元。乗り方は気合。時間はおよそ1時間。はい、百度mapのリンクも張りましたよ。私ってすごい親切。(Google mapは中国の地図の作成を放棄しているので、あてにならないです。ただ、百度mapも当てになりませんが、地図が最新です)

出口Aを使って地上に出、先ほどの百度mapに「赛格广场」の表記があるビルに行きます。わからない人は「赛格广场」を百度mapにコピペしてください。はい、ここテキスト化しました。私ってすごい親切。

このビルの確か4Fぐらいに電脳DIYみたいなフロア名がついています。1Fや2Fは電子パーツばかりのフロアなのでびっくりしないで上に上がってください。

そのフロアのどっかにありました!

いや、あのね、行けばわかるんですけど、フロアマップなんて無いし、秋葉原のガード下パーツショップ並の広さの店がすごくたくさんあって、場所特定できなかったです。私もまた同じところに行けるかどうか。

注意点としては

  • 日曜に行くな。閉まってる。土曜は知らん。
  • PCパーツを買い込むつもりで行くと痛い目にあう。中国では自作PCの文化がない。
  • 英語は絶対に通じないので、「Google翻訳」をスマホにインストールし、日本語と中国語のライブラリを(ほぼ)オフラインで使えるようダウンロードしておくこと。
  • 考えるな!感じろ!
  • もしまた行くつもりなら、問い合わせのためにWeChatをインストールしておいて友だちになっておくと便利。向こうの人は友達とは思ってないので、すぐに承認してくれる。なお、WeChatには翻訳機能があるが、基本的に中国語で送らないとスルーされるかもしれない。
  • Googleに接続できる環境を構築しておく。香港のSIMをあらかじめ買っておいて中国国内でローミングするのが吉。

日本の常識・中国の非常識

私は帰りの飛行機の直行便がないため、一度中国の国内線に乗って乗り継いで帰る必要があったのですが、チェックインし、保安検査通って、出発ゲートの真ん前で待ってました。ただ、疲労が溜まっていたので寝ちゃいました。どうせ人数が合わなかったら探すだろうし・・・

さて、係員に起こされてチケットを見せるとiPhoneになにか入力しています。そしてiPhoneの画面には「あなたの乗る飛行機は出発しました」と英語で表記されていました。

出発しましたじゃねーよ。カウントしないのかよ。テロ対策とかどうなってるんだ、その前に私の荷物は飛んでいったのか!?

荷物はご丁寧にも出発する飛行機から引っ張り出されていました。その労力でカウンター前の人を探せよ・・・

さてここからが問題でした。同経路の飛行機はもう無い。関西空港経由で帰れるはずだからそれに振り替えて欲しいと言ったら満席と来た。積んだ。

いろいろ考えて香港に出る決意を固め、福田港へ。香港空港行きのチケットを買いたいと言うと「香港空港から出発するチケットはあるか?」と聞かれる。もちろん無い。後でわかったことだが、この福田港を出るとトランジットエリアとなり、中国を出国することになる。つまり行き先がない人は乗せられないというわけですわ。

ノートPC取り出してとにかくチケットを取って船に乗り込み香港空港へ到着。

しかし、とっさに買ったチケットは香港空港に到着後10時間後に出発の飛行機でした。

さぁ、みなさんも日本の「おもてなし」の常識を捨てて中国へレッツゴー