屋外での電源確保と災害対策(カセットガス編)

カセットガス式インバータとは?

 ごくたまに屋外で電源を取りたい時があります。皆さんが知っているのは工事現場で使われているガソリン式で大きな音を出してブルブル震える屋外電源でしょう。さすがに個人としても、法人としてもきついですね。特にガソリンを扱うので。ガソリンは有人店舗じゃないと購入できませんしね。

 そこでお勧めするのが、カセットガス(カセットボンベ・CB缶)を燃料としてAC100VやDC12Vを出力するインバーターです。熱風加工機や大きい出力の半田ごてが使えますし、AC100Vが出れば、なんでもできますね。原理はガソリン式と同じです。ブタンガスを燃料として50ccほどの4サイクルエンジンを回して発電します。

 カセットガス式にはガソリンまたはポータブル電源より利点があります。

  • 燃料が手に入りやすい。
  • 燃料はブタンガスのため、長期保存ができる。(ガソリンは腐ります)
  • ポータブル電源のような自然放電がない。
  • ポータブル電源と比べて大きな電力を得られる。

 この記事を書いている時点で、Anker製のポータブル電源が800Whに対して、標準的なカセットガス式インバータはCB缶1本あたり「ざっくり」500Whです。CB缶2本あれば、逆にポータブル電源も充電しつつ、電気製品を動作させられます。

 欠点もあります。ポータブル電源は電源電力カツンカツンまで使えるのに対し、CB缶は1本およそ1時間弱という制限があります。何もつなげなくてもアイドリング状態でエンジンが回転し続けるので時間制限があるということです。ただ、省電力モードがついているインバーターは消費電力が少なければ回転数を下げて使用時間を1.5倍ぐらいにすることができます。あとはポータブル電源よりインバーター発電機の方が大きい、うるさいという欠点もあります。なお、ブタンガスを利用するので一酸化炭素は出ないという人もいますが、燃料を爆発させる仕方でエンジンを回すので、一酸化炭素は出てしまいます

 共通の欠点は、定期的に電源がOFFになることですね。(バッテリー切れ・ガス欠)

迫る停電・災害時の電源確保

  • 飲料水3日分
  • 簡易トイレ←盲点
  • 食料

 災害対策は大体上記のものが思い浮かぶのでは無いでしょうか。これに加えて「火」があると、かなり生活に余裕ができます。あとは予備バッテリーですか。

 停電のリスクもあります。この記事は2022年2月に書いていますが、実は日本の電力は「カツカツ」です。東京に雪が降ろうものなら、東京電力圏では電力が足りず(原発動いていませんから)、別の電力圏から電力を融通してもらっているのが現状です。そう、発電所が足りないんです。電力が不足すると、マニュアルで一定の地域の送電を止めない限り、各所にある変電所が高出力になってしまい、連鎖式に送電ブレーカーが落ちます。すると、かなり広い地域で停電となるんです。(電車等は自前で発電所を持っているので大丈夫ですが)

 おまけに地政学的リスクで原油やLPGを運べないとか、SDGsで石炭が悪者にされたりと、電力事情って「セクシー(Copyright by 小泉進次郎)」です。意外と停電のリスクってあるんです。

 人は外気温が10℃以下になると命の危険があると言われています。都市ガス使っている家は体を温めるものが必要になるでしょう。

 そこで、CB缶ですよ。カセットコンロがあればお湯が沸かせます。CB缶用ストーブも売ってます。インバータがあれば発電できます。CB缶は万能なんですよ!そもそもCB缶は阪神淡路大震災の後に災害対策として規格が統一されていますから、手に入りやすいし備蓄しやすいんです。

 停電・災害対策は「災害時にしか使えない」ものだと邪魔だし備蓄しても使用期限が過ぎてしまったりとコストがかかります。普段使っているものが災害時にも役立つのが理想ですね。なので今回カセットボンベ式インバーター発電機のおすすめをしています。

 さらに、ポータブル電源があれば最強でしょうね。

おすすめのCB缶インバーター発電機

原理はエンジンです。エンジンなので人間が面倒見る部分は

  • 燃料
  • オイル
  • 点火プラグ
  • 排ガス
  • 型式によってはチョークの調整(ガスと空気の混合比の操作)

です。バイクに乗っている人なら直感でわかりますね。あとは国産だと望ましい。チャイナ製は安いけど・・・

製品型番 缶数 最大出力電力 エコモード チョーク
EENOUR(中国) XYG950i-B 1 700W / 40min ? 手動
HONDA エネポ EU9IGBJNT 2 900W/ 70min 225W / 140min 自動
ナカトミ EIGG-600D 2 600W / 90min ? W / 110min 自動
工進 GV-9ig 2 900W / 60min ? W/ 120min 自動

 EENOURはサイズが小さいので収納スペース面で有利です。中国設計なので信頼性はわかりませんが、低価格で人気のようです。無いよりまし?定期的に使うならありでしょうね。

 HONDAはネームバリューどおりに使い勝手が良さそうですし、なにせ安心感があります。コロがついていますし、しっかりしたカバーも別売りしているので、仕事で使うときには第一候補でしょうね。

 ナカトミは玄人向けって感じがします。2台連結で大電力が欲しいときとか、DCコネクタが玄人な形とか、必要な人には必要な機能がついているんだろうなと推測します。

 記事を書いている時点では工進のインバーター発電機はクラウドファンディング中です。きっと市販すると思いますが。工進の製品は外気温が低いときでも普通のCB缶が動くように缶用ヒーターがついているところがわかっているというか、すばらしいというか。

一般的なCB缶の使い方じゃ無い?

 カセットコンロでは気化したブタンガスを燃やします。なので、カセットコンロの切り口はノズルの向きと関係があります。

CB缶内部構造(東京消防庁より)
CB缶内部構造(東京消防庁八王子消防署より)

 

 一般的なCB缶を使う機器は切り込み位置が上ですよね。ところがインバーターすべて見てみると逆なんですよ。つまり、液体を本体に入れて、チョーク部分で空気と混ぜ、エンジンを回すんですね。本当にエンジンと同じ・・・ ん? すると、EENOURが紹介しているボンベ3本連結アタッチメントって使えるのかな・・・

CB缶は大量に買っておく(CB缶の種類)

 収納スペースの問題はありますが、なんだかんだで一発目はCB缶を箱買いした方が良いようです。カセットコンロはIWATANIのボンベをよく推奨されますが、100均で打っているボンベでも全く同じです。国産製ならば!

補充は100均とかホームセンター行ったついでがいいですね。100均最強。

 一応、備蓄用の消費期限の長いカセットボンベもありますが・・・鉄を強化しているってメーカーには書いてありますが、使える期限ってパッキンのゴムの劣化具合で決まる気がするのです。どうなんでしょ。

created by Rinker
ニチネン(Nitinen)

 あと、気温が低いときにブタンガスは気化しにくいので、プロパンガスを少し入れたカセットボンベも売っています。これは少量でいいので念のため完全備蓄覚悟で買っておいた方がいいです。

メンテナンスについて

オイル

 オイルの選択は非常に深い話なのでここでは論じません。重要視するのは大体同じな粘度(10W-30)であることと、ベースオイルが鉱物油ではないことです。性能とかよりも、腐食しずらく、オイル自体が熱によって汚れないことを重要視してこれをお勧めしています。バイクや自動車に詳しくなくてもこれを買っていれば大丈夫です。MOTULはメジャーな高級オイルメーカーです。

 あとは計量カップとパーツクリーナー、廃オイルを捨てるときの箱です。ホームセンター行けばそろいますが、面倒くさがり屋さんへ・・・

 計量カップと付属品の漏斗(じょうご)にパーツクリーナーを拭きかけ、キッチンペーパーで拭き取るとオイルを取ることができますよ。

 オイル交換するときは処理BOXに廃オイルを入れて燃えるゴミへポイです。廃油はちゃんとした缶などに入れれば、ガソリンスタンドで処理してくれますよ。半年に一度のペースで交換をお勧めします。

点火プラグ

 相当使えば交換する必要があります。オイル交換をまずやって、それでも改善しないなら交換すればいいと思います。昔の方ならば金属ブラシでガシガシ汚れを落とせばいいと言われることありますが、今では点火プラグは消耗品なので。(説明書に型番が書いてあるはずです)

 

 

 

 

電動ドライバーの話

 まず、基本的に私は工具はVESSEL信者です。迷ったときはVESSELで検索します。

 ただ、電動ドライバーは数十年間、パナソニックのドライバーを使い続けています。

 これ、電子工作レベルだと丁度いいサイズでパワーで、チャックも簡単に交換できるんです。充電池は取り外し可能で、2つ充電池を持っていれば、片方使っているうちに片方を充電しておけるので、ハードに使うときにはとても便利なんです。ピットはVESSELですけどね。かつ、ストレート型にもなるし、ピストル型にもなるし、フィット感も万全で電動ドライバー本体で文句つけようはないです。

 ただ、電動工具一般に言えるんですけど、充電器がAC100Vなんですよね。220Vには対応していない。それと充電器がでかい。予備の充電池は端子がカバーで覆われていないので、(セルだけの機構なので)飛行機で荷物を預けるときに引っかかる。とまぁ、地政学的な意味でローカル使用しか考えられていないんですよね。

 最近はUSBから電力供給してもらえる簡易な電動ドライバーが発売されているみたいで、少し調べてみました。

我らがVESSEL 220USB-1

 USBドライバというものが存在することを知った最初の機種です。ただ、ストレート型なんですよね。ドライバーと言うとストレートの形状を想像しますし、収納スペース的にもストレートはアリだと思うのですが、電動ドライバー使うときにストレートで使うことってほとんどありません。スペースが限られていてどうしても仕方なくというときはありますが。でもそれはピットで解決できてしまう話です。

ちょっと比較してみます。まずはパナソニックの電動ドライバー

次にVESSEL 220USB-1

ちょっと分かりづらいんですけど・・・

  1. 速度が違う。
  2. 止まった時の「安定感」が違う
  3. VESSEL 220USB-1は増し締めが必要

 止まった時の安定感っていうのが難しいのですが・・・

 ネジを締め終わった時、電動ドライバーのトルクがネジではなく手に返ってきますよね。そのトルクをしっかり手で握って抑えていないと、持ち手の部分が回ってしまうわけです。当たり前ですが。

 ピストル型の場合、テコの原理でトルクは分散されるため、ネジ締めが終わっても安定してドライバーを持っていられますが、普通のドライバーの形状だと、慣れていないと手の中でぐるぐる回ってしまいます。まぁ、慣れでしょうけど。

 ただ、このVESSEL 220USB-1を設計した人はすごいと思います。モーターと電源のバランスを考えて何の構造を追加することもなく静止トルクを2N・mに設定しています。M3のビスを締める時に私は3N・mに設定します。大体電工程度のネジを締めるときはそれ以上のトルクでは締めませんので、安全圏に最大トルクを設定し、あとは手で(曖昧なトルクになりますが)締めろという絶妙なバランス。

 クラッチ機構を入れないからこの値段で買えるわけで、入門にはいいと思います。

 ただ、私はパナソニックの電動ドライバーの「速度」に慣れてしまっているので、ネジを何箇所も付けたり外したりするときにVESSELの電動ドライバーの速度はまどろっこしく感じます。

 ピットは一般に売られている電動ドライバーのものが使えますから、磁力を帯びている+2、+1、+0.5と、長さの違う+2を揃えておくといいと思います。

 パソコン組み立てる時の六角スペーサーはインチネジのスペーサーなので、ピットがなかなか手に入りません。ボックスレンチセットを買っておくだけでいいんじゃないかと。

 

海外ではメジャー ボッシュ(BOSCH) 電動ドライバー IXO5

 こちらもUSB端子で充電できるものです。このIXO(最後はゼロじゃなくてオー)シリーズは家庭用に特化した電動ドライバーで歴史があります。コアな信者もいるようです。形もピストル型で使いやすそうです。

 ところがIXOシリーズは色々なオプション(ワインのコルク開けとか、胡椒のミルとか工具じゃないだろ)があるせいで、本体自体にトルク制御できる機構が無いんです!とにかくパワーがあればいいYO!使うときは木ねじを使うときだぜ!DIY万歳!このあたりが日本製(文化)と海外製(文化)の違いなんですかね・・・

 さすがにクラッチ機構を付けないと普通のネジ締めはできない(対象物を破壊)するようです。

 そしてこれを取り付けるとLEDが隠れる・・・さすが海外製。

その他

 見つけたのはアイリスオーヤマ製でピストル型が売ってました。あれはちょっと気になります。工具箱のスペースは取りますけど。

 PCの組み立て程度ならUSBドライバーがあると便利だなーとは思いますが、PCの組み立てでM/Bまで取り外さないといけない事態とかあると、高いけどやっぱりパナソニックの電動ドライバーかなーと思いました。安物買いの銭失い?になりそうな気がします。

 じゃあなんで買ったのかといいますと、気になっていて買い物かごに入れておいたら、そのままチェックアウトしちゃって、配送されてきたからでした!

オープンバレル圧着工具の選定

 これを書いている今は、武漢で発生した新型コロナウイルスで中国が麻痺している状態です。旧正月の休みは伸びても、工場は稼働しないようです。

 根本的な問題は、SARSの時の教訓を生かして法整備をしていなかったこと、一党独裁どころか独裁政治になったことから、上と話をつけないと自分の立場が危ういため、動けないというところですね。

 これは会社の中でも同様です。部下にある程度の裁量をもたせ、何か大きな不都合が生じたら上が動くという感覚の経営ができなければ、新しいものは何も生み出せませんし、トラブルが発生した時に初動が遅れます。

 

 さて、本題に。オープンバレル圧着工具で使えそうだなと思ったものは以下の5点です。

小型コンタクト用

1.27mmピッチ以下(?)のコネクタ用

 ただ、圧着できたからと言って、何十本も圧着するにはかなり厳しいと思われます。素直にハーネス屋さんに頼んだほうがいいと思います。器用な方は別ですが。なお、このサイズを圧着しなければならない場合は、私は流石に汎用の圧着工具は使わずハーネス屋さんに頼むか、すでに圧着されている線を買いますね・・・

マルチサイズ

 いやー、engineerさん、よくこんなの作りましたね。私は大きなダイスの物を用意しておきたかったので、PAD-13のみ買いました。ただ、ダイスを変えるというアイデアはいいのですが、ダイスを変えなければならないという意味もありまして、どうなんでしょ、そこのところ、と思うのでした。

 例えば、導線と被覆の圧着にダイスを変えなければならないという時、面倒じゃないです?ということで、余り追ってない工具であります。

一般サイズ

 本題に入りますよ。

PA-20とPA-21の違い

 まず最初に思ったところです。同じサイズのものを型番別で売ってる?それとも違うもの?

 engineerさんのサイトに、違うという記事が載っていました。違うんです。

 で、どこが? 薄いの? 太いの? カシメるRが違うの? 何も書いてません。圧着ピンとダイサイズの対応表が載っていましたが、明らかにPA-21は息切れ状態で歯抜け状態です。ブログもMinifit Jr.(ATX電源のコネクタ)のピンで試してみたと書いてありますが、ぐしゃっとなったPA-20でも対応してるとあります。もうわけかりません。

HOZAN P-707が最終解か?

 HOZANにも圧着ピン対応表があります。P-707は圧着できるサイズが多く、しかも導線と被覆で別れています。なによりもDupontコネクタの被覆の圧着はこれでしかできません。(P-706は知らない。けれども、φ1.6ってギリギリ必要な太さだと思うんですよね。)

 なお、どちらもDupont/QIコネクタの対応表はありません。そらないですよ。正規品が手に入らないんですから。

 あと、やはりひとつの工具ですべてをカバーできるわけではないんだなと表を見ながら思いました。当たり前か・・・ なんかここも規格を作ってくれれば幸せになる人が増えるんだけどなと思いました。

最初はP-707 次にPA-20,PA-21

 こうなってくると、ピンをある程度犠牲にして自分で試すしかないんですよ。

 そうして犠牲にしたピンやら、見づらい表を、自分がよく使う圧着ピンに限ってまとめた表を作りましたGoogle sheetなのでスマホでも見られますから、リンクを貼っておいたら便利です。

 個人的には、導線の圧着はP-707が優秀です。端子が「しならない」のにしっかり圧着できます。PA-20はしなっちゃいます。

 ただ、被覆の圧着はPA-20がうまく、くるっと巻爪になってくれます。一方のP-707は、結構コツがいるし、あきらめも必要です

 この2個の両刀使いが丁度いいような気がします。世界中を探した結果です。(本当は1つ2つ個性的なものを見つけていたんですが、使うことないなーと思ってリンクを削除しちゃってます。日本製じゃないです。イタリアとか。)

ここに至るまでに、どれだけの中華圧着工具を探して、探して、買って、そして捨てたか、もう腹が立って腹が立ってどうしようもないです。

 プロなら経費で買えと言われたらおしまいなんですけど。日本製ならともかく、PCの部品はサードパーティー製の端子だらけで、同じものを入手できなくなるリスクが付きまとうので、それも困るんですよ。

 中国では深センに行けば、あっという間に自動圧着機でハーネスできますからね。でもクレームって来ないのかな・・・

オープンバレル圧着の極め

さて、これらの圧着は2箇所に分かれています。これらの役割とポイントを考察します。

  • 導線の圧着(内側)
  • 被覆の圧着(外側)

導線(内側)の圧着

導線とピンを確実に嵌合して抜け落ちないようにする部分。それが導線を圧着する目的となります。電気的にピンと電線を接続する部分です。圧着ピンと導線が接続されている状態をここで作らなければなりません。ここの圧着はそれが目的です。

 この写真では外側のピンはまだ圧着していません。この状態で電線が抜けないようにしないといけません。引っ張ってみて、抜けないことが必須です。とにかくこれだけは頑張ってください。

 なお、次に述べますが、抜けてしまうからはんだ付けで回避しようとしてはいけません。Dupontピンの圧着で、はんだづけするというブログも結構多いですが、駄目です。

被覆(外側)の圧着

 外側は内側より圧着の条件としては緩く、機能としては圧着した線をぐにゃぐにゃ曲げた時に内側の圧着部分にストレスをかけないようにするのが目的です。ですからがっちり圧着したら、そこから断線してしまうのでそれも避けないといけないのです。条件は緩くとも難しいですね。

 例えば、あえて被覆の太い線をカシメたとします。こんな感じ。

 こうすると、確実に圧着されているように見えますが、断線を防ぐという意味ではアウトです。被覆に噛み付いちゃっているので、ここから断線してしまいます。

 先程述べたDupontピンの圧着で導線をはんだ付けしてはいけないと書きました。それは断線を防ぐ部分の機能を殺してしまうからです。

 

 よく、圧着工具の説明には金属部分が巻爪のように被覆を押している図が描かれていますが、まさに、固定ではなく保持というか、断線を防ぐために支点をずらすという目的のために被覆は圧着します。

Dupontコネクタの罠

 2.54mmピッチで、JTAGやブレッドボードなどで大活躍のDupont/QIコネクタですが、そもそもDupontって何よって思ったことありませんか?ヒロセのコネクタでしょ?と思っている方。外れです。ヒロセはオスピンはありません。しかもかなり癖のあるピンですから、出回っていても大量じゃないと観察しています。

 どうやら、第二次世界大戦で軍用のアメリカのコネクタを作っていたメーカの事らしく、今では大きな電気事業をやっているようです。サイトはあるのですが、正真正銘のDupontコネクタの図は見つけられませんでした。ebayではDupontコネクタの正規品圧着工具が出品されていますが、やたらビンテージで高いです。

 つまり、店頭ではDupont/QIコネクタと言っているピンはサードパーティー製のクロスライセンスしてるかしてないか、ライセンス切れてるのかわからない、2.54mmピッチの圧着ピンを売っているんです!どーん!!

 ということで、お店が違えばDupontコネクタも微妙に違うのです。

 そして、Dupont圧着ピンは一般的なオープンバレルピンとは違うところがあるのに私は気づきました!どーん!!

 そう、被覆をかしめる部分の構造が違うんです!

 一般的なピンは巻爪式。Dupontピンはくるっと被覆に巻き付く方法なんです。同じ巻爪式なのはJSTの互換品っぽいやつだけだったかな?(ここは記憶が定かではない)

 なんせ写真のピンは秋葉原で有名な店舗で買ったものですから、これが出回ってるってことですね。

 そして、どこの記事を見ても巻爪式で圧着してます。よくまぁきれいに圧着されているように見えますわ。

 なにより、これに気づいた(今までDupontピンとは縁がなかったので知らなかった)ときに、どの工具を使えばいいの?というところで止まってしまいました。知らんよ・・・

 で、検索してると、海外のブログで一つ見つけました。この部分の問題点を指摘している記事でした。そこには「日本のHOZANの圧着工具で対処できるけど値段が高いな~」と書いてあったので、HOZANに飛びました。ありました。ありましたよ!

 P-706にも円形の被覆圧着部があるのですが、φ1.8からなんですよ。この0.2の差をどう見るかはあなた次第、ですね。なぜなら、正解はないから・・・

 次回は、じゃあ、どの汎用圧着工具がいいのよという迷路な問題にトライしてみたいと思います。

 

 

 

オープンバレル圧着の話

 今回は2回にかけてオープンバレル圧着ピンを正しく圧着する方法について投稿したいと思います。

オープンバレル圧着ピンとケーブル

オープンバレルとはこういうやつ

これじゃあないです。

 圧着した端子をハウジングとかレセプタクルと言われるプラスチックシェルに差し込んで使う、小電力タイプのコネクタです。ATX電源もワッテージがかなり上昇してきましたが、出力電圧を考えると小信号に分類されます。一般的にAWGという単位の電線を使用します。

 下のタイプは電力タイプのコネクタです。100Vを超えるようなところに多く使われます。圧着したらネジ端子台につけるようなタイプですね。こちらは電線の太さはmm2(sq・スケアー・スケとか秋葉原のおっちゃんは言いますね)単位を使います。

 ですので、AWGというと小信号用だな、スケアーというと電力用だなという形で各社ケーブルラインナップが揃っています。

 こちらの読者はAWGを使う機会が多いと思います。AWGは数字が大きくなるほど線が細くなります。大抵はAWG16~AWG28の間のケーブルを使うでしょう。一番太くてAWG18ですかね~。16を使うことはめったに無いと思います。細い方はAWG28かなー、最近は。仕事ならAWG30やそれ以下を使うかもしれません。

 AWGは導線の太さですが、被覆の太さは違います。ただ、何も表記されていないならUL1007というのが一般的な被覆の仕様です。これは電線の被覆が耐えられる温度を表します。もちろん高温に耐えられる仕様なら電線の被覆が太くなります。

 なお、被覆から導線を出す時に使う工具をワイヤーストリッパーというのですが、これもAWGタイプとφmmタイプとあります。両方兼ねようと思わないほうがいいです。すごいストレスたまりますし、圧着の第一歩は被覆を正しくむくことから始まります。

こちらのタイプは単線(より線ではない)で1mm2以上の線をむく時に使います。あまりより線や細い線には向いていません。

導線と被覆と分けて考える

 なぜ導線と被覆を分けて考えるかというと、圧着する時に導線と被覆は別々に圧着するからです。

 先程、AWGは導線の太さ、被覆は別に規格がある(UL1007がデフォルト)と書きました。これは本来なら考えなくてもいいんです。専用圧着工具を買える石油王なら

 こちらはATX電源で使われているMinifit Jr.シリーズの専用圧着工具ですが、値段がエグいです。ただ、まだこのMinifit Jr.シリーズの圧着工具は値段が安い方で、他の専用圧着工具は5万とか10万とかザラです。ただし、出来上がったときの美しさ、確実性、作業性はさすが専用圧着工具と絶賛できます。

 専用工具はAWG**,UL1007を使うこと限定しにしていますので、ぴったりあてはまります。

 ところが、一般人には流石に手が届かないので、汎用のオープンバレル工具を使い、導線と被覆とを別々に圧着します。ですから、導線と被覆とを分けて考えるひと手間が必要なのです。

選んでいい工具、選んではいけない工具

海外でも大絶賛。

 この2つの製品はそっくりなのですが、ダイの部分の設計が少し違うようです。PA-20がいろいろ対応できて良さそうです。使いやすいです。

お高いけど、必須。なぜ必須かは次の記事に書きます。

選んじゃいけない工具はこれ!

 ノーブランドだったり、IWISSというブランドだったり、取っ手のゴムが青だったりしますが、SN-01BとかSN-48Bとか、みーんな同じもの(ダイはちょっと違いますけど)です。海外では中国製圧着工具ってひとくくりで呼んでいますが、ユニバーサル2段式圧着工具なんてありえないんです。安物買いの銭失いとはよく言ったものです。よくこの工具があちこちで売られているのか不思議なぐらいです。(見た目で判断されてるのか、禁断のはんだ付けをしてるのか)

 私は2個買って、2個捨てました。2個買ったのは、1回買って「うそやろ、これ不良品?」と疑い、もう一つ買ったからです。品質もバラバラでしたし。ラチェット構造も粗悪。対応ピンでは、ありえあいピンも謳ってますし。

 

 次回は、圧着の極意、圧着のなぜなに?など、説明します。

悲報か朗報か。

 先日の投稿で、新しいPCを買うという選択をしたのです。買いましたよ。届きましたよ。

 セットアップはかなり時間がかかります。一日がかりです。開発ツール類は「ここにこういうデータを置いてください。異論は認めません」という癖が多分にあり、おちおち自分のアカウントでファイルを同期なんてできたもんじゃありません。特にOneDriveがデフォルトでインストールされている今、アカウントを設定したら勝手にどばどばファイルを流し込んでくるもんですからたまったもんじゃあありません。

 最近はExcelではなくてGoogle Sheetを使っているのでOfficeはとうとうサポートが切れる2010をそのまま入れています。インストール回数がカウントされていて、その回数がオーバーしてしまったらしく、アカウントの再設定を電話でやらないといけません。これも時間をかけさせられました。なにせ古いので、アカウントの再設定をする電話番号が表示されません。ググって見つけました。

 Officeアカウント再設定電話番号:0120-801-734 (携帯の人は 03-6831-3460)

 当たり前のようにスピーカーホンがついてる今はいいですね。昔はすげー大変でした。

 そして設定完了!

 

 軽い!薄い!速い! プラスチックではなくアルミ合金の躯体がオタク心をくすぐります。電源を投入したら指紋認証の上に指をおいておくだけでログインできるし、起動時間は10秒ないですね。出荷設定でパーテーションが切られているのが気に食わないですが。キーの打感も申し分ないですし、キーが光るって、まだこのキー配置になれていない状態だと意外と見やすいです。ここまで使いやすいと、トラックパッドが生産性のボトルネックですね。

 私はトラックボール派なので、Bluetoothで接続できるこいつを狙ってます。

 ただ、寝ながらタブレットを操作できるというダメ人間製造トラックボールもあるので、これってどっちが生産性いいのかなと、頭の隅っこで考えています。

 なお、数少ないトラックボール派の中でも、ボールは親指派です。PC-9801時代のトラックボールはみんな親指仕様だったんですよ!(何十年前だ)

 

 さて、壊れたPCは部品取りして捨てましょう。その前に電源もう一度入れてみて、故障を再確認しよう。

 動くし!

 あ・・・・

 悲報なのか朗報なのか。でも壊れかけを持って仕事にはいけないし、画面も新しいほうが広くなってるからこっちは予備だな・・・左下のCtrlキーは東日本大震災の時に落下物がクリティカルヒットして壊れたままですし。よく使うキーですしね。

 古い方を使い続けて、いつの間にか買ったPCも古くなって使わないうちに終了なんてことになるのも嫌だし。

 なんか、切ない。

 でも、何かの啓示なのだろうか・・・だといいけど。

 

 あ、ACアダプターは共通でしたラッキー

プログラマが選ぶ(べき)ノートパソコン

重要な仕事道具が壊れた!

今まで使っていたノートパソコン Dynabook R730/B が、とうとう壊れました。

 せっかく持ち運びケースも作ったのに。後日書こうと思いますが、断線ではなくUHD(GPU)の故障です。

 がっくり来ましたよ。10年選手ですが、当時のノートは自分でパーツを交換、増設できたので、出始めのSSDと、メモリ8Gに増設して速度は申し分ありませんでした。

 また、今のPCでは失われたI/F、eSATA Power付きコネクタがあったので、外部にSSDがあればそこからBootできましたし、何気に純粋なUSB2.0は開発ツールで欲しいポートなんです。「なぜかUSB3.0だとチップと通信できない」現象は長いこと組込みやってる人には知られている都市伝説です。

 スペックはこちら。

 半分が注意書きだわ。買った当時、光学ドライブがなかったのが不安でしたが、全く必要ありませんでした。(会社でセキュリティが厳しい場合、光学ドライブは必須なんですよ。本当は。) ちなみに第一世代Corei3。Windows 10では非対応でございます。

よし、選ぼう

絶対的条件

  • 予算は10万前後。
  • VRAMを別に搭載しているGPUが搭載されている。(メインメモリと共有しない)
  • ストレージはNVMe。
  • 4コア8スレッド以上。インテルじゃなくてもいい。
  • メインメモリは16GB欲しいけど、VRAMが別なら8GBでも我慢する。
  • 型落ち、中古(ただし、程度は良い)、ばっちこい。
  • A4サイズ。
  • USB-Cで電源供給したい。

できれば

  • USB2.0がついていて欲しい。
  • Windows 10 Pro。

選んだのはこれ。

 最大の不満点は、BSキーを大きくしたせいで\キーが小さくなった!USキーボード版もあるらしいんですが、2017年モデルなので、もうない!このキーはCUI叩く時Enterの次に多く押すのにさぁ・・・(Tabがあるさ!)

予算は10万前後

 予算ですから・・・プログラマには関係ないですね。

VRAMを別に搭載しているGPUが搭載されている。(メインメモリと共有しない)

 これ、実はすごい重要なんです。絶対条件中の絶対条件でした。まず、VRAMとメインメモリを共有するのがほとんどのノートPCですが、共有する分、空きは減るし、帯域も食うんですよ。2DテキストだからGPUなんていらないなんて妄想です。今の時代スマホすらGPUを使っているんですよ?画面のレスポンス時間=やってることを忘れる時間です。「あれ、何デバッグしようとしているんだっけ?」と思った経験ありませんか?ピーク速度が必要なんです。ピークが!それを削ってるのはCPUクロックよりもメモリ帯域やGPUの性能だったりします。

4コア8スレッド以上。インテルじゃなくてもいい

 これは組込みやっている人の場合です。Windowsアプリ開発する人はコア数、スレッド数は多くしないとダメです。ビルドに時間がかかります。

 オフィス系は2コア4スレッドでもいいんですよ。特に最近はクラウドでGoogle Sheet使ったりすること多いですよね? 昔のネットブックでも32bitOSで運用できるんじゃないですかね。組込み系はノートにあるI/Oをふんだんに使うので、4コア8スレッドぐらい欲しいです。

メインメモリは16GB欲しいけど、VRAMが別なら8GBでも我慢する

 これはそのまま、その通りです。VRAM共通なら16GB欲しいですね。何せ開発ツールはJavaで書かれているのが多いので、メモリは欲しいです。ただ、Windowsだとメモリはあればあるだけ使うので、本当に必要な容量はいくつかと言われるとわからないです。ただ、ここは大は小を兼ねるでしょ?

型落ち、中古(ただし、程度は良い)、ばっちこい。

 スペックが合えば、型落ちは気にしません。そら、新しいのはインテリジェンスな何かがつていたりしますけど。中古でもいいです。ただ、中古は保証してくれるソフマップさんあたりじゃないと買えないですね。今回は型落ち新品なので。よかったよかった。

A4サイズ

 今回、ちょーっとオーバーしました。いろんなバッグやらケースやらがA4サイズに最適化されているじゃないですか。せっかく作ったキャリーケースも作り直しです。

USB-Cで電源供給したい。

 もうACアダプターは持ち歩きたくないんですよ。重いんですよ。

あきらめたこと

USB-Cで電源供給したい。

 予算と重要度で・・・いや、重要度でかいんですけど、どうもまだまだ、USB-C PDは技術的に成熟していない感じですね。タイミングの問題(電圧切り替え時間が実時間で耐えられない等)という声も聞かれます。基本、中華製の最新PCでは使えている機種もあるみたいですが。本当に使えているのか→どんなUSB-C PDデバイスにも互換性はあるのかというところは疑問ですね。Thunder boltはIntelに技術提供受けないと、技術資料に書いてあるけど読み飛ばしてしまうような重要なことがいろいろあるそうですし。

 結局はデファクトスタンダードの制御チップが出るか、仕様に追加があるかとか。そういうところで落ち着くんでしょう。というか、それまで待てと。

 あぁ、重いのはやだ。

USB2.0がついていて欲しい。

 重要度は高いけど多分回避するおまじないを見つけることができるようになると思うので。チップの相性問題だと思うんですよね、これも。突き詰めるとUSBは難しいんですよ、ホント・・・

Windows 10 Pro。

これ、当然じゃないですか!?

 なんでみんなHomeなんですか!?いぢめですか?Pro推奨とかHPで各社書いてあるのに、Homeって、Homeって!?

 と思い何か回避方法があるだろうとググりますと、Windows Storeで金出せばアップグレードできるらしいですよ、奥さん。やーねー。

 

 あと、Etherは別アダプタにしてほしくなかったですね。USBポート占有しちゃうんで。それにラズパイをクロスケーブル一発で繋げられないじゃないですかー

 

 愚痴もありますが、この価格でこのスペックのPCを、まさかMSI製のを買うなんて思ってもみませんでしたが、機能は大変満足しております。

 故障しなければ買いませんでしたけど!

ダウントランスのお話

 漫画では、イギリスに行ってドライヤーを使ったら壊れたなんてベタなネタがありますが、当然海外では電圧と周波数が違うため昔は電源を取るのが大変だったようです。

 最近の機器のほとんどは100V~240V 50/60Hz対応で、コンセントの形状さえ揃えてあげれば使えてしまうので本当に便利です。おまけにUSB-Cがようやく規格通りの製品が出てきたおかげで(実は内蔵チップが対応できるかどうかの問題)海外の電源で困ることはなくなってきました。

 工具以外は。

 例えばはんだごて。200V対応品は取り寄せな上に、いつも使っているはんだごてではないとか、こて先が違うとか、メッキの剥がれ具合が違うとか、正直いつも使っていないはんだごてをいざという時使うのは本当にきついです。

 あと、電動ドライバーの充電器もそうですね。最近はUSBで充電できるものが出てきたものの、やっぱり使い慣れたものが使いたいわけです。工具とはそういうものです。

 そうすると、答えは一択で、電圧変換器(降圧器とかトラベルコンバータとか)が必要なわけです。

 こうしたものを入手するときAmazonで調べるのはすごい危険です。実は電源系の商品、例えばテーブルタップなど単純な機器でさえ本当は許認可が必要なのですが、海外で一時的に使うものは認可が必要ないんです! つまり、粗悪品が大量に出回っている可能性があるということです。(結果的に使えればいいですが、電源は私は怖いです)

 じゃあどう選べばいいかというと、ヨドバシカメラとか、ビックカメラで選ぶのが一番なんですね。店員さんも商品知識が豊富ですし。ただ、自分の欲しい出力にあった商品が在庫していればという話もあります。

 実はダウン「コンバータ」というのはとても奥が深い商品で、古くからあるアナログなトランスを使ったものから電子式で適当に交流をつくったりするものなど色々あります。かつ、周波数なんて関係ないように思えても、実はあるんですよ。

 私が知っている限り旅行向けダウンコンバータの老舗は2社あります。

 先程ちょろっと述べた、トランス式と電子式の違いは日章工業様が説明してくださっているので、そちらに譲りますが、じゃあ工具としてはどちらを選ぶべきでしょうか。

 これらの機器を選ぶときに困る必要があるケースは「回路が単純かどうか」です。はんだごては筆頭ですよね。電圧やAC波形が正弦波でなければ熱が変わってきます。単純なACアダプターもアウトです。過電圧で機器が壊れる「かも」しれません。

 私の目的は、工具のためですから「トランス式」一択です。だからこの記事のタイトルは「ダウントランスのお話」なんです。容量は80Wぐらいのを選びます。はんだごてを2本使うという前提で大きく見積もって60W。長時間使うので80Wぐらいのを選びます。これは単純に使ってるとトランスが熱を持つので自然放熱に見合うものを選ぶだけです。電動ドライバーの充電器も67VAって書いてあるので丁度いいかなと。

 そうすると以下のものがチョイスされました。

 75W品です。んーまぁ、5W低いけどいいかな。ただ、実際買ったのはこちら。

 この2つの商品よーく見てください。色は違えど、形はそっくりじゃないですか?スペックを見てみましょう

モデル名 大きさ(mm) 重さ(g)
日章工業 DM-705 60 × 62 × 105 710
YAZAWA HTDM130240V300120W 60 × 62 × 105 720

 もしかしてYAZAWAさんのはコンセント形状を変えられるようにしたOEM製品じゃないですか? 値段も日章工業さんのほうが安いし。(色もちょっと玄人気味だし) たまたまアウトレット品(パッケージ破損品)があったので、YAZAWAさんのを買ってみました。

 まだ使っていないので、トラブル記も書くかもしれませんね・・・でも重いな、でっかいな・・・工具もダウントランスも持って海外行くの?きっつ。

 

 これでもこて先の微妙な温度は変わるでしょうね。できれば、普段からはんだごては温度調節機能付きを選んでおけとのお達しですね。これは。